リビングのリフォームで自分で壁紙の張り替えをすることにしました。
でもいざやってみると、なんと既存の壁紙が剥がれない、という困った事態に。そこで、業者さんに相談したところ、なんと下地処理を業者さんがやってくれることになりました。おそらくこんな優しい業者さんはなかなかいないでしょう。
まぁ、廊下から階段などの壁紙張り替えはかなり高所の作業になるから、そこは業者さんに依頼したのですが。
ということで、問題は発生したものの、結局リビングの壁紙は下処理を業者さんに依頼、新しい壁紙を貼るのはすべて自分でやることにしました。
壁紙張り替えを自分でやるために、立派な道具も買ったことだしね。
それに、業者さんに丸ごと頼むとそれなりに日数もかかります。そして、その間毎日業者さんに部屋を明け渡さなくてはならないし、気も遣います。やっぱり入居中の張り替えは大変なのですよ。
壁紙の張替えを自分でやるってことは大変だけど、そういった煩わしさは軽減できます。
壁紙の張替えを自分で ~リビング12畳・エアコンあり~
これまで、トイレでの初チャレンジからスタートして、洗面所もすべて自分で壁紙の張替えをやってきましたが、12畳という広さのリビングを貼るのはこれまた大きなチャレンジでした。
エアコンとか、光ケーブルの配線とか、障害物がありながら、失敗せずに完了できるのか。まぁ、失敗無しは無理だけど、上手にできるか、上手にミスを隠せるか。これが勝負です。
壁紙の張替えで下地処理完了したときの様子
業者さんに下地処理だけ依頼したら、お部屋はあっという間にこんなあられもない姿になりました。
大きなものは、部屋の真ん中に寄せて養生してもらってます。
入居中の壁紙の張替えを頼むと、こういうことになります。我が家ではリビングにあった大きな家具3つほど捨てていたので、そんなにたくさんはなかったんだけど、それでもこんな状態。
そんな中で、自分ではどうしても剥がれなかった壁紙、業者さんは、カッターを使って手際よく剥がして下地処理もしっかりやってくれました。私にはとても剥がせなかった。おかげさまで、あとは貼るだけです。
自分で壁紙を貼る!糊付けは業者さんがしてくれました
クロス屋さんにお伺いを立てたら、クロスを買ってくれば糊付けしてくれるってことだったので、ドーンと1ロール(50m)買ってきました。
写真撮り忘れたけど、巨大なロール状になってます。これは、階段や廊下に業者さんが貼る壁紙だけど、この真ん中の白いロールくらい。
90センチ幅で、必要な長さ×枚数を計算して、カットしながら糊付けしてくれました。これを通すと、カット&糊付けができるというプロの道具。
ホームセンターで糊付けを頼むときは、測ってオーダーするという作業を自分でやってたから、めっちゃ助かりました。
- 天井から床までの長いもの
- 窓の上の10センチくらいのもの
- 腰高の窓の下の長さのもの
- 建具の上の部分の長さ
といった具合に、測っていくのです。これ、結構大変です。クロス屋さんは、壁紙を剥がしたところに、鉛筆で数字を書いてました。こうやってから枚数計算すれば、たしかに楽。さすがプロのお仕事は勉強になるぞ。
そして、糊付けした壁紙は、こんな風に折りたたまれて糊が乾かないようにしてあるの。じゃばら状に折りたたんであるんです。
この糊付けした状態で、ビニール袋などに入れておくと、一週間は大丈夫とのこと。
乾燥しやすいときは、濡らして絞ったタオルなんかを入れておくといいそうです。
壁紙の張り替え 白のおすすめは「塗り壁風」
リビングの壁には、アクセントで貼るために野路板を加工して準備したものがあるので、あまり主張しない、柄合わせの必要も向きも関係ない、普通の白い塗り壁風の壁紙をチョイスしました。
初めて壁紙貼りに挑戦するなら、あくまでも私個人の意見ですけど、白の塗り壁風壁紙がおすすめです。これだとね、少しくらいの失敗もパテとかつぎはぎでなんとか乗り越えられるから。要は失敗をごまかしやすいんです、とっても。
もうね、素人なんだから、失敗も十分考慮しておかないとね。
表面が凸凹した塗り壁風なら、ほんと粗が目立たなくて助かります。そして、できるだけ丈夫なものがいいかと。生のりを塗ったあと、時間が立つほどに破れやすくなったりもするので。
壁紙の張替えを自分で!エアコンの回避方法
リビングの壁紙の張替えで、最大の難関はエアコン。窓の間にあるので、より複雑。
ここはエアコンのカバーなども外さずに貼るので、どう貼っていくか作戦が必要。どうすれば貼りやすいか、できるだけ難が目立たない様に貼れるかが勝負。
私も貼る前に動画を見て予習しました。ほんとここ、一番の難所なんで。自分がどうすればやりやすいか、しっかりイメトレしてから挑むべし。
エアコンには少し壁との隙間があるから、ややゆとりをもって切った部分をヘラで入れてあげるとかなりきれいな仕上がりになるんです。
【パーツに分けて貼る方法】
【半分に分けて貼る方法】
私の場合は、この両方の方法をミックスして貼りました。
糊でベタベタになるから、養生は必須。ゴミ袋なんかを切り開いて、マスキングテープで止めればOK。
イメトレしておいたから、まずはエアコンのとこから貼り始めてみた。
よ~く見ればつぎはぎがあるんだけど、まぁまぁきれいに貼れたんじゃないかな。
さて、難所はクリアしたのであとは細かい配線を回避するとかその程度。
黙々と貼っていくのみ。
ロスナイもあったんだけど、それは使わないので撤去して穴埋めしてクロスを貼りました。その様子はこちら
壁紙の張替えを自分で!小さな障害物はこうしてクリア
こういう小さな出っ張りくらいなら、サクサクっとこなせるようになってきた。
やっぱり数やってるうちに上達してくるね。上達しても発揮する機会はなさそうだけども。
最初はとにかく失敗が目立たないような場所から貼り始めるのがおすすめ。
最初は下手でも、やってるうちに要領もわかってきて腕が上がるから、目につくところは上手になってからやる。目につくところがキレイなら、全部キレイに見えちゃうからww。
壁紙の張替え自分で!の難所 出隅と入隅
さてさて、順調に貼り進めると、お次は難関の出隅・入隅っていうのに遭遇。
壁紙の張替え難所「出隅」
出隅っていうのは、出っ張った角ですね~。クロス屋さんいわく、出隅は入隅より難しいとのこと。
クロスの端を隣の壁紙の端に合わせつつ、角を折り曲げてシワにならないように、ヨレないように貼っていくのがムズ!!!(←写真撮ってる場合じゃないよ、って思いながら撮ってるやつ)
ここはまず、左手の面を美しく貼ることが先決。右手の面から剥がれ落ちてこない様に軽く抑えながら、ビタっと合わせたら、角がたるみなく美しく仕上がるように全体をバランスよく引っ張りながら右手の面も貼っていきます。
なんとか貼れたぞ。たぶん上出来。ちょっとこの角、美しいじゃない♪
切って張り合わせるのがおすすめ「入隅」
こっちは入隅。
う~ん、これも難しい。やっぱり角がシワにならないように、浮かないように、ヨレないように慎重に。
ここ、1枚の壁紙で繋げて貼ったけど、入隅で壁紙を分けて貼ったら良かったんだよね。で、つなぎ目をパテ埋めするのがベスト。わざわざこんな苦労をすることはございません。
ドアホンを回避して壁紙を貼る
壁紙の張替えで次にぶちあたった障害物はドアホン。これ、取りはずしちゃえばいいって思ったんだけど、なんかできないっぽい。
エアコンに比べたら楽勝だけど、ドアホンのとこがちょうどクロスの境目になるように工夫して貼ってみた。
宙ぶらりんにして、こんな風に。で、残りの部分を貼っていけば完成。
壁紙の張り替え 自分では失敗しやすいところ
私が壁紙の張替えで失敗したのは、中途半端に残った幅に壁紙を貼るとき。
通常は、片方の端をきれいな端に合わせて貼っていくっていう方法なんだけど、最後に残った部分って両サイドに壁紙が貼ってある状態だから、そこの隙間にぴったり貼らなきゃいけないわけだ。
片方は合わせて、もう片方は重ねてカットして、最終的なラインを合わせるんだろうけど、そこがなかなかうまくできなくて、こんな隙間がガタガタに。
あ~。失敗。ひどい。やっちまった。
壁紙の張替えを自分でやるとこういうこともあるから、こうなるような場所は目立たないところにくるように貼り始めるのがおすすめ。
これはもちろんパテ埋めでごまかしました。
こういうこともあるので、壁紙の張替えをスタートする前に、どこから貼ってどこで終わるか、っていう目安も付けておいた方がいいわけですよ。
私の場合は、窓の上と下は分けて貼ったから、何か棚を置いて必ず隠れるような場所とかね、そういうところに最終的なつなぎ目がくるように貼っていけば安心。
といっても、ほとんどはパテ埋めで小さな失敗はみんななかったことにできるんだけど。
このパテ埋めでごまかすことを期待するなら、やっぱり壁紙はぬり壁風のものとかがおすすめでございます。
柄物なんかだと、柄合わせも大変だし、失敗したときごまかしづらいからね。
自分で壁紙を貼るときは、柄選びも慎重に、なのです。
リビング12畳の壁紙張替え 自分でできました
やっと悩ましい壁紙の張替えが終わりました。
やっぱりきれいな壁紙になると、気持ちも違うなぁ。明るくなって嬉しい♪ここからまだ壁に柱を立てて、野路板を貼っていくのです。
キッチンは物を動かしながらの力仕事もあるから、クロス業者さんにお願いしました。こっちはレンガ風の壁紙。
壁紙交換から数年後、レンジフードが壊れて交換しました。壁紙が一部不足していたので、補修はDIYでやりました。
その様子は以下の記事で紹介しています。
壁紙の張替え 自分でやった費用は?業者さんの単価は?
自分で壁紙張り替えをした費用
今回の壁紙の張替え、貼るのは自分でやりましたが、その費用はというと。
- 業者さんの下地処理 14,350円
- 業者さんの糊付け 3,000円
- 壁紙代 7,678円
トータルで25,028円でした。
業者さんによる壁紙張り替えの費用
壁紙張り替えといっても、業者さんによって単価が異なりますが、今回依頼した業者さんはとっても良心的でなんと単価950円(税別)/㎡でした。
一般の相場でいえば、1,200円(税別)/㎡くらいからといった価格で見積もりをする業者さんが多いです。
ちなみに今回は、業者さんの神対応で下処理のみをやってくれましたが、壁紙を貼るのまで全部お願いしていたら、糊付けと壁紙代の部分が38,950円と約4倍になり、トータルでは53,300円となっていました。
つまり、下処理を頼んでその費用はかかったものの、それでも半分の費用でできたわけですから、やや失敗したところもあるけど、大満足です。
壁紙の張替え 自分でやったら時間はどれくらいかかる?
リビング12畳、1日目は夕方に少し4枚ほど貼ったかな、そして残りは翌日朝から3時過ぎ頃までで張替え完了。トイレと洗面所やってたから、おそらくスピード的には早かったんじゃないかと。
後日業者さんにも早い、うまい、と褒めてもらって上機嫌の私♪
いろんなところが破けて悲惨だった我が家の壁紙が生まれ変わりました~、気持ちいい。
業者さんの手を借りて、なんとかリビング12畳の壁紙張替え、自分で、DIYでできた!
これでやっとリビングのリフォームを進行できる~!
ここから、
- アクセントの野路板を壁に
- テレビを壁面に
- 収納棚の作成
- キッチンカウンターの幅を広げる
などなどやっていく予定。まだまだ先は長いけど、こっからはスピーディーに進めます。
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