DIY初心者の私が最初に選んだ場所はトイレ。
トイレは小さいし、床と壁だけでかなりリフォームした感も味わえるはず!
リフォーム前のトイレはこんな殺風景な感じです。
さて、これが素人の手でどこまで変えられるのかの挑戦です。
実際どういう手順でやっていくか、材料選び、道具は何が必要か、などなど初めてトイレリフォームするにあたって必要な情報をまとめました。
トイレのリフォーム 床と壁どっちが先?
トイレの床と壁をリフォームする場合、どっちから取り掛かるべきか、ちょっと迷いませんか。
気になったので、ホームセンターで壁紙貼りの無料講習をしてくれたお兄さんに聞いてみたら、どちらでもいいけど、床を貼って、壁のほうがいいでしょう、とのこと。
壁と床との間に、巾木というのがあって、
※これが巾木
これを交換する場合は、
- 巾木を外す
- 床に貼ってある材料を剥がす
- 床の貼り替え
- 巾木を設置
- 壁紙を剥がして貼る
という順番がおすすめ、とのことでした、なるほどね、手順は大事よね。できれば巾木も新しいのに交換したいから、この手順でやることにしました。
ということで、まずは初チャレンジとして、トイレの床からとりかかることに決定。
トイレの床リフォームは自分でやってみた
トイレの床、私が最初に心配したのは、
- 床に貼ってある材料がきれいに剥がれるか
- 便器や配管部分の貼り方はどうすればいいのか
- 便器やタンクの背面側の床クロスが上手に貼れるか
といったことでした。
シンプルなんだけど、障害物があるとね、一気に難易度がアップする気がしますよね。
ちなみに、我が家は東北なので、凍結防止の水抜き栓というものがあります。
この写真の手前にある丸いのが水抜き栓。
寒い冬、凍結しそうなときに、水を止めるためのものですね。我が家は凍結しないので、まず使うことはないけど、ここはカッターで丸く切り抜かないとね。
我が家のトイレには、便器と配管と水抜き栓の3つの障害物があるわけです。これを上手にクリアできるかが問題です。
予想外!トイレの巾木がやっかいだった
まずはトイレを空っぽにして、そして巾木を取ることからスタート。
でもこの巾木がやっかいでした。
ここまで引っ剥がすのも大変だった。。。
ちょっと柔軟性のあるプラスチック素材の巾木だったんだけど、これがかなり長めの釘で打ち込まれていて。
巾木を端から無理やり引っ張ってみたけど、釘が長いからなかなか抜けてくれないし、我が家にある道具では太刀打ちできず。そのまま使えば良かったと後悔したときには、すでにもとに戻せないとこまできてたから、とにかく外すしかない、という状況になっちゃった。
一番大変だったのは、この短い巾木。ほんの15センチくらいの長さなのに、なぜか嫌がらせのように10本くらい釘が打ってあって取り外すのにかなり苦労しました。
釘抜きとネジザウルスというペンチを駆使して、なんとか撤去したけど、これだけで1時間以上掛かってしまった。
何か材料を取り外す時は、どんな仕組みになってるか、簡単に取れそうか、ちゃんと調べてからにしたほうがいいと学びました。
床を剥がすのは巾木より楽だった
トイレに貼ってあるクッションフロアを剥がすのは、思っていたより簡単、巾木よりずっと楽でした。接着剤が残ったのもほんの一部。
ホームセンターのお兄さんには、剥がしても接着剤なんかが残っていると、貼った時に段差が出ちゃうから、スクレーパーとかでキレイにするのが大変かも、というアドバイスをもらっていたのでホッとしました。
部分的に接着剤が残ったけど、スクレーパーでゴシゴシしたら段差はなくなりました。スクレーパーは必須です。100均でも売ってるし♪
トイレの床の材料選び
トイレの床にはクッションフロア(CF)というのが使われていることが多いですね。
水や汚れに強く、耐久性あり、お手入れ簡単で扱いやすい、なかなかに万能な材料で、色柄も豊富にあります。
クッションフロアというのは、裏がフェルト状みたいな感じになっているから、遮音とか衝撃吸収といったメリットもあるのです。
クッションフロアは厚みも種類があって、一般的なのは1.8mm、もっと厚いものなんかもあります。我が家のトイレにはごく一般的な1.8mm厚のものを使用しました。
色は白っぽい木目調を選んだんだけど、白っぽいと汚れやゴミなどがすごく目立ちやすいです。こまめに掃除すればいいのでしょうけど、ゴミが気になりそうな人は色選び気をつけた方がいいかも。貼ってみたらよくわかりました。
実用性重視か、見た目重視か、この辺りを考えて色や柄を選ぶのがおすすめです。
ちなみに私が次張り替えるときは、もう少し濃い目の色を選びます。たぶん。
あと、クッションフロアといってタイプがあって、接着剤や両面テープで貼るタイプの他にも選択肢があります。
トイレの床リフォーム 接着剤はどうする?
トイレの床を貼るには、
- 接着剤
- 両面テープ
- クッションフロアの上に貼るシールタイプ
といった選択肢がありますが、私の場合は吸着タイプのクッションフロアを選びました。そのため、接着剤も両面テープも使わずに置いただけです。
吸着タイプっていうのは裏面が↓こんなふうになっていて、接着するわけじゃなく、床に置く「すべらないマット」的なのありますよね、あんな原理です。
だから置くだけで床にとどまってくれます。
透明のフィルムが貼ってあるので、それを剥がして床に置きます。
そして、巾木や見切り金具を付けることで押さえになります。
見切り金具っていうのはこれ↓ 床材の境目を埋める金具ですね。
もし置くだけだと浮くところがあったり、ズレてしまう、という場合はやっぱり接着剤か両面テープが必要になってくるんだけど、面積も狭いし、大丈夫でしょ!ってことで吸着タイプのものを選びました。
この吸着タイプの価格は接着剤などで貼るタイプの倍ほどの価格というのがネックです。接着剤で貼るタイプなら1m1,000円もしないけど、私が購入した吸着タイプのクッションフロアは1,628円/mでした。
今回の場合は、欲しいデザインのがたまたま吸着タイプだったので、もしダメなら部分的に両面テープで対応しようということで、決めました。
そして、実際に置いてみたら、浮くところもなく問題なさそうだったので、接着剤も両面テープも使わず、とても簡単にできました。接着剤を塗るとなると、塗るための道具も必要になるので、もしトイレだけやるなら、吸着タイプの方が安上がりになる場合もあるかもです。
ちなみに、以前に内装屋さんから聞いた話では、素人仕事で下手にがっちり接着剤を塗ると、剥がすとき大変だったりするらしいです。
両面テープだと、例えば古いクッションフロアの上に貼るならいいけれど、クッションフロアを剥がして設置するときは、後々剥がしたい時に剥がれるかが問題。ということで、養生テープやマスキングテープを貼ってからその上に両面テープを貼って貼り付けるという方法もあったりします。(この養生テープ×両面テープで貼る方法はあとで洗面所の床の貼り替えをするときに登場します。)
もう次は取り壊しだよ、っていうんならなんでも好きなようにやっちゃえばいいんですけど。DIYするなら、将来的なこと、次の時のことも考えておく、って結構大事なんですよね。
トイレの床の貼り替え 型紙はどうする?
トイレの床の貼り替えで型紙をどうするか、いろいろ調べたら、新聞紙を切り貼りして、型を取る方法なんかも紹介されていました。
でも、剥がした材料がそのまま型になるという情報もあり、うまく剥がせたのでそちらを採用しました。
新しいクッションフロアの上に、剥がしたものをそのまま乗せて、カットするだけ!
手前が便器と配管の穴、そして奥側が水抜き栓の穴です。新しいクッションフロアは水抜き栓のところは丸くくり抜いて、配管と便器の奥側に切り込みを入れてます。
便器の奥の切り込みは、真後ろだと接着剤など塗るのに手が届かないと困るので、そのあたり確認して切り込みを入れる場所を決めるのがおすすめです。
いろんなブログとか見てたら、なぜか裏返しでカットしまって、床材を買い直したという方もいたので、くれぐれも裏返しなどにしないように気をつけましょう^^
私はおっちょこちょいなので、失敗談も勉強になります、ありがたい!
で、こんな風に型を取り、カットしました。
部分的に養生テープで貼って、カットしました。ほんとはカッターで切りたかったけど、下に敷くものがなかったので、ハサミでカットしたけど、まぁ問題なかったです。ただし、よく切れる大ぶりのハサミじゃないとキツイかも。
ちなみに、古い床のクッションフロアは、手でちぎって簡単に捨てることができました。
トイレの床リフォームの便器周りはどうする?
トイレの障害物の部分はどうするかというと、奥側の目立たないところに切れ目を入れて対応します。ぴったりと敷いて、切れ目を合わせ、そこを接着剤もしくはコーキングなどで隙間を接着します。
便器周りは、うまく合うか不安だったけど、やや内側でカットしてみたら、床と便器の間に埋め込むようにしていくことでまぁまぁきれいに収まりました。
仕上げはコーキングで隙間を埋めて完成です。
コーキングにもいろいろ種類があるみたいですが、シリコンの接着剤みたいなもので、よく洗面台なんかと壁の間とかに埋めてある白いのですね。
↓便器の周りにコーキングを塗ったところ(ホントはもっと多めに塗るはず!)
いや、これめちゃくちゃ難しいんですよ。きれいにできなくて苦戦しましたが、最終的にこんなうっすらしたコーキングになっちゃった(笑)まぁ、なんとか隙間埋め程度にはなってるかな。
シリコン系のボンドを使うときは、手袋をしてやることをおすすめします。私は注意書きを無視して素手でやってしまったら、落とすのが大変でマジで後悔しました。。。言うことを聞きましょう。
配管のところは、目立たないので適当にしたけど、まぁこれもなんとかなりました。
↓問題は水抜き栓の部分でした。
これ、ネジをとっても外れなくて、仕方がないので丸く切り抜いて、なんとか収めました。どうですかね。ちょっと切り口がザクザクしちゃって、マイナスドライバーでグイグイ押し込んだのがバレバレ、素人感出ちゃってるけど。
あまり細かいことは気にしないので、ひとまず良しってことで。今気づいたけど、ここもコーキングすればごまかせるな。
ひとまずここまでやって、工夫次第で(?)なんとかなるもんだ、ということがわかりました。
トイレの床リフォームで巾木の交換
トイレの床が貼り終わったら、今度は新しい巾木を付けます。これをつけることで、クッションフロアも固定され、端の隙間が隠れるというわけです。
木製の巾木を買ってきて付けました。
どうやってつけるのかというと、やはり釘などが必要です。
ホームセンターの店員さんに聞いて、隠し釘を使うことになりました。
隠し釘っていうのは、こんなのです↓長さも数種類あります。
トントンと金槌で打って、しっかり入ったら頭の部分をスコンと叩いて落とすことで、打ったところが目立たないという釘のことです。
打ったあとは、このゴムみたいのがグニョっと潰れて、それを横から叩くのです。そうして釘の頭の部分を取ってしまうわけですね。
巾木の溝にこれを打って、頭を叩けるかやってみたら大丈夫だったので、溝に打っていきます。
そして、コンコンと頭を落として、巾木の取り付けは完了。
頭の部分をポロッと取ると、こんな感じで目立たないのです。
巾木を外すのは汗だくで苦労したけど、付けるのは簡単でした~。
トイレの床の貼り替えDIY 完了
Before
これが床張替え前の我が家のトイレです。
20年経過しているので、便器周りとか結構変色してます。一般的なこの床材も古臭い感じ。巾木もクリーム色がちょっと黄ばんでますね。
After
白っぽい木目調のクッションフロアで貼り替えました。巾木も木製の白いものに交換。DIY初心者の初仕事でもこれくらいはなんとかなりました。
猛暑日で汗だくだったけど、これならまた飽きたら交換しよう、なんて思えるレベルでした♪(あの巾木剥がしだけは二度とやりたくない)
トイレの床リフォーム 費用はどれくらい?
トイレの床の貼り替えと巾木の交換でかかった費用は、5,057円でした。クッションフロアが吸着タイプの高めのやつにしたので、少し高めかな。
全てホームセンターで購入しました。
- クッションフロア 2,930円(1,628円/m)
- 巾木 1,072円
- 隠し釘 553円
- コーキング(バスボンドQホワイト) 502円
ちなみに巾木はホームセンターでカットしてもらい、カット代は150円でした。きっと無料でカットしてくれるホームセンターもあるよね。羨ましい。
のこぎりは持ってるけど、切るのは大変だし、電動ノコとか恐ろしいし、できれば人に頼みたい私です。
トイレの床リフォームに使った工具
特に工具らしい工具は必要ありませんけど、
- 巾木を取るための釘抜き、ネジザウルス
- 巾木取り付けの金槌
- はさみ、カッター
- 床をきれいにするためのスクレーパー
以上を使用しました。
ネジザウルスはひとつあるといざというときにとっても便利です♪
床が貼り終わったので、次は壁紙の貼り替えです!
トイレリフォームが完了したら、今度はウォシュレットが故障しました。。。
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