FLEXISPOTの電動昇降式スタンディングデスクって型番がいくつかあり、何が違うのか、どの機能が必要なのか、選ぶのにも迷いますよね。
私は、FLEXISPOTの脚の部分だけ購入したのですが、買う前には、それはそれは悩みました。
最終的にはE3の型番を選んだけど、せっかくなので、FLEXISPOT 電動昇降式スタンディングデスクEC1・E3・E7の3種の比較で、何が違うのか、どう選べばいいか、など参考になりそうなポイントをまとめてご紹介します。
健康、快適なオフィスライフ作り、モニターアーム・TVスタンド専門店【FLEXIMOUNTS】
今回は、デスク天板をDIYすることを前提に、天板なしのタイプのみの比較なのでE6は入っていませんが、E6はほぼE3と同じです。
【FLEXISPOT】EC1・E3・E7の違いを比較
さて、それでは早速、電動昇降式デスク「FLEXISPOT]の違いを比較していきましょう。
今回比較するのはFLEXISPOTの、
- EC1(23,000円)
- E3(45,000円)
- E7(48,000円)
の3つのタイプ、価格はいずれも天板なしの価格を記載しています。
「電動昇降式スタンディングデスク」という点ではもちろんどれも同じですが、価格がかなり違いますよね。
一番リーズナブルなのはこちらEC1。
公式サイトでチェック⇒ 健康、快適なオフィスライフ作り、モニターアーム・TVスタンド専門店【FLEXIMOUNTS】
FLEXISPOTのE1とE3とE7は、何が違うかというと、
- 脚の構造
- 足幅調節範囲(対応天板サイズ)
- 操作ボタン(アラーム機能・ロック機能)
- 耐荷重
- 本体重量
- 昇降範囲
- 昇降スピード
- 障害物検知機能
といったところです。
まずは、この中で、あなたに必要な部分をピックアップしていくと選びやすくなります。
では、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
脚の構造で比較
電動昇降式デスク、やっぱり脚の構造って大事ですよね。
FLEXISPOT 電動昇降式デスクでは、ピラミッド型に伸びていくものと逆ピラミッド型に伸びていくものがあります。
私が購入したE3とE7はこの3段階のピラミッド型で、下の土台がしっかりとして、そこから上に内臓された脚が伸びていく仕様になっているので、どっしりとした安定感もあります。
EC1は、2段階の逆ピラミッド型に伸びるタイプで、伸ばしたときに内臓されている細い脚が下、太い脚が上に伸びていく形です。要はE3とは脚の伸びが逆さまになる感じですね。
物理的にも気持ち的にも、ピラミッド型に伸びていくほうが安心感がありますよね。
ちなみにE3で立ち作業用の高さ1mくらいにして作業してもぐらつきなどはありません。
もちろん、手で天板の両端を持ってグラグラと揺らせばいくらか揺れますが、作業していての不安定感とかぐらつきは一切なし。
デスク自体の重さもこの安定感に繋がってるんでしょうね。
EC1、E3、E7の脚で共通しているのは、いずれも自動車用SPCC鋼材を原材料としていること。いずれも頑丈で耐久性ありなのは間違いなさそうです。
デスクの足幅調節範囲で比較
デスクをどんなサイズにしたいか、これが肝となる部分ですよね。
脚の形状は、デスクの両サイドに脚の土台を置く形になっています。
足幅の調節範囲は、EC1だと最大129cm。E3は最大幅180cm、E7は最大幅190cmとなっています。
逆に、幅の狭いデスクがいいという場合は、EC1の最小幅が85cm、E3とE7は最小幅110cmです。
そして、それぞれに対応天板サイズというのがあり、
- EC1 ⇒ 幅100~160cm 奥行き50~80cm
- E3 ⇒ 幅120~200cm 奥行き60~80cm
- E7 ⇒ 幅120~210cm 奥行き60~80cm
となっています。
天板を作る様子はこちらでご紹介しています。
操作ボタン(アラーム機能・ロック機能)を比較
この操作ボタンについては、型番によって割と違いがあります。
EC1は、基本が上下のみのボタン式で、これにプラス6,000円でE3と同じパネル式のものに変えることができます。
E3のパネル式では、メモリ機能とアラームが付いてます。
これがE3の操作パネル。
E3のパネルでは、デスクの高さを1~3のメモリに記憶させておくことが可能です。
アラームをお好みの時間でセットしておき、ピピピッとお知らせが鳴ったら自分でボタンを押して上下させるシステムなので、好みの高さに変える以外にも、普通にタイマーとして使えます。
操作も簡単。メモリについては、デスクを好みの高さに合わせて「M」を押し、好きな番号を押せば、その番号に記録されます。
デスクの高さを変える時は、操作パネルを起動させるために1回何かしらのボタンを押して、それから希望の番号を押すと、その高さに合わせてくれるんです。かしこい。
タイマーも、アラームボタンを押して、分単位で時間を指定するだけ。解除するときは長押しでOFFと表示されます。
E7はパネル式で、EC1にもE3にもないロック機能というのが付いています。
例えば子供さんのいたずら防止などが必要な方にはこれがおすすめですね。あとE7にはメモリボタンに立つ・座るのアイコンボタンがあります。
ただ、E3でもメモリは3つしかないから、1が座る用、2が立ち作業用、という程度は自分で覚えられるし、ボタン表示がアイコンか数字かという点では大差ないですね。
E3タイプはこちら。
個人的には、アラームはあんまり使わなそうだけど、メモリ機能はなかったら不便。だからこの時点で「E1は選ばないな」と考えました。
耐荷重で比較|何キロ必要?
FLEXISPOTの電動昇降式デスクの耐荷重は、70kg・100kg・125kgの3種類。
デスクに何を乗せるのか、天板がどれくらいの重さのものにするか、によってこの耐荷重を選びます。
ちなみに私が使用した杉カフェ板は2000mm×200mm×30mmで約4.2kg。カットして使ったので、約3枚分として13kg弱程度でしょう。
デスクに乗せるのは、デスクトップPC本体とモニター2台くらいなので、70kg以上の耐荷重ならどれでも問題なさそうだと判断しました。
本体重量で比較| めちゃくちゃ重い!
FLEXISPOT 電動昇降式スタンディングデスクは、とても重いです。一番軽量のEC1で22.1kg、一番重量のあるE7で35.6kg。
まぁ、最大でも小学生高学年くらいのお子様の体重くらいなので、床が抜けるってことはないでしょうから、ここは全然気にしなかったです。
重いので、組み立ては大変でしたが。
組み立ての様子はこちら。
昇降範囲で比較
FLEXISPOT 電動昇降式スタンディングデスクは最大まで高くすると、120cmちょいという高さになります。
これって、小学生2年生くらいの平均身長ですから、そこまでの高さがあれば十分、というか、そこまでの高さにすることはなさそうです。私の場合は身長163cmですが、この身長で一番高くしたとしても、せいぜい1mまででしょう。
一番低い高さはE7の58cm。
ちなみに身長163cmの私が椅子に座っ使う場合でも一番低くても70cm程度の高さまでで、それ以下で使うことはなさそうです。
E3では一番低くして60cmなのですが、これだと床に座ると高すぎるし、椅子に座ったら低すぎます。
お子様が使うときで、どうしても58cmじゃないと、というケースでない限り、この昇降範囲はどれでも良いでしょう。
昇降スピードはどれくらい?
FLEXISPOTのE3で昇降するスピード、早くてとてもスムーズです。
このスピードは、EC1のみちょっと遅いようですが、まぁ、数秒のことですから、よほど短気じゃない限り、ほぼ気にならないと思います。
E7のみの障害物検知機能
FLEXISPOT E7のみの機能として、障害物検知機能というのが付いています。
昇降するときに障害物をセンサーで検知してくれて、何かあれば自動的に停止して、元の位置に戻るというものです。
デスクの高さを変えるときは、たしかに障害物があると危ないので、この機能があれば安心ということですね。
E7はこちら。
たしかになかなかパワフルに動いてくれるので、障害物がないように気をつけないといけません。
ですが、この機能がずっと必要かと改めて考えてみると、それほど必要性は感じません。なぜなら、いつも上下させることを前提にしていれば、そもそも障害物がないようにしておきますからね。
FLEXISPOT 電動昇降式デスク E3を実際に使ってみて気付いたこと
電動昇降式デスクというのを使うのは初めてだけど、FLEXISPOTは、かなり満足度が高いです。天板自作で自分の欲しいサイズ感にできたし、ほんとに買って良かったです。
これまでバランスボールを使ったりして、座りっぱなしの体勢から少しでも健康的にと考えたりもしたんだけど、でもやっぱり座りっぱなしには代わりなく。
電動昇降式のスタンディングデスクにしたら、高さが超簡単に変えられるもんだから、気付いたら高さを切り替えて、そしたら作業効率も上がるし。立って作業するというのもいいもんです。
座ってばかりいたので、最初は「立って作業するのって辛いなぁ」なんて、自分の運動不足や体力低下を思い知らされたけど、段々に慣れていきます。これも、毎日継続していれば、徐々に体力も付いてくるはず。
土台がしっかりしているので、テーブルに手を付いて背中や腰を伸ばすようなストレッチができちゃうのも、地味だけど便利です。
頼もしい相棒ができたような気持ち♪
【Before】これが前のデスク、ニトリで買ったやつです。長いことお世話になりました。今見るとちっちゃい。
前はふたつのPCモニターで幅はギリギリ、奥行きもモニターの前にキーボード置いたらノートが置けない、PC本体は別の台に設置していました。とにかくギュウギュウ状態だったんです。
これが、PC本体(モニターの左後ろに設置)、モニター2台置いて、さらにノートPCを並べることもできちゃいます。
ノートに手書きする際のスペースもしっかり確保できるし、なんとも幸せです。
【After】150cm×70cmで作った天板でゆったり♪
ちなみに、FLEXISPOTでは、天板も販売しています。
次にこの電動昇降式スタンディングデスクの天板を新しくするときがきたら、横幅180cmくらいあってもいいな、なんて考えています。
まとめ
FLEXISPOTの電動昇降式デスクの違いでポイントとなるのは、
- 高さを覚えてくれるメモリ機能の有無
- 障害物探知機能が必要かどうか
これによって選ぶものが変わってくるかな、と思います。
チェックポイントをまとめると、
- 高さのメモリ機能なんていらない!というのであれば最もリーズナブルなE1から検討するのが◯
- 高さのメモリ機能があったほうがいいならE3かE7
- 障害物探知機能が絶対必要!とか、一番いいグレードのがいい!というならE7一択
といったところ。
高さのメモリ機能がなくても良さそうに感じるかもしれませんが、実際に立ったり座ったりを繰り返す場合、毎回いいポジションを数字で調節するとなったら、かなりめんどくさいです。
ボタンひとつで定位置に付いてくれるのは、とても便利。
強度を重視するなら脚の構造から言ってもE3かE7がいいですね。
あとは、一番低くしたときの高さなども考慮すればそれほど迷わずに選ぶことができるでしょう。
以上、実際にFLEXISPOTの電動昇降式デスクE3を愛用している私の経験を踏まえ、E1・E3・E7を比較しました。
天板自作して、引き出し付けたらさらに快適になった話はこちらでどうぞ。
コメント