洗面所に欲しかった隙間収納にチャレンジしてみたら、失敗ありすぎて、少々残念な結果となりました。
隙間収納の案はあって、悩みながらもなんとか形にしてみたけれど、DIY初心者にはなかなかハードルが高かった。
ここまで床や壁の貼り替え、洗面所の超簡単な棚作りはやってきたけど、箱物系の家具作りって初めて。そこそこ材料も使うし、失敗したくない!という思いでやったんだけどね。
なにしろ私、ホームセンターで買ってきたフリーボックスとかテーブルとかを組み立てたことがある程度の「ド素人」なんですよ。
これまで私がやっていないことというと、
- ゼロからのアイデア
- 箱物の設計
- 箱物の組み立て
といったすごく難しい部分。よくあるDIY動画なんか見てると、いとも簡単にサクサク作ってたりするから、見てるとできそうな気持ちになるんだけど、実際やってみたら、まぁ難しかった~。
めちゃくちゃ考えて準備も念入りにしたつもりで作ってみたんだけど、ほんと、途中で心が折れそうになりました。
では、初心者による隙間収納、何が難しかったのか、失敗したところ、改善すべきところなどなど、初作成で学んだことの備忘録、書いておきます。
隙間収納 DIYのアイデア
隙間収納って、狭い空間の狭い隙間にフィットするもので、もったいない空間を活かすためのもので、そのニーズはその場所に応じてアイデアもいろいろ。
DIYで作るからには、当然自分のニーズに合ったものを作れるから、そこが楽しいし、そのニーズからアイデアが出てくるわけだ。
でも、発想力の貧困な私はなかなか素晴らしいアイデアなんてなくて、ひとまず形にしてからあとでアイデアをプラスしていくのも悪くないよね、と言い訳してみる。
あとで内側に雑巾を掛けるためのフックを付けるとかね。
こういうのってきっといろいろ作って、それを使いながら生まれてくるものなんじゃないか。だって、ド素人が形にするだけでも大変なのに、いきなりオプションつけるってハードル高すぎるしww。
ってことで、ひとまずは、
- 三段に分ける
- 一番下には洗剤類
- 中段にはできれば引き出しを付けて、細々したものを収納
- 一番上の段にはゴミ箱などを置く
といったイメージ。そしてもちろん底面にはキャスターを取り付ける。
アイデアというより、ひとまずこんな現実的なラインで作ってみることにいたしました。
DIYで隙間収納 ~箱物の設計~
設計って、もちろん習ったことも挑戦してみたこともありません。
そして、数字にも図形にも弱い私。大丈夫だろうか。
ひとまず、必要な寸法を計測。
すきま収納を作る前は、こんな風に隙間の床に直接洗剤とか置いていて、さらに洗濯機のサイドにマグネットのゴミ箱を付けてました。どうにも散らかった感じ。これをスッキリさせたい!というニーズから作ることにしたんです。
- 横幅は数センチのゆとりをもって17センチ。
- 高さは洗濯機のホースが干渉しない程度ということで85センチ。
- 奥行きは、壁の出っ張りに合わせて42センチ。
幅17センチ×高さ85センチ×奥行き42センチ
というサイズに決めました。
う~ん、DIYって、自分のニーズに合わせて設計できるっていうのが素晴らしい♪
市販の隙間収納だと、10センチとか15センチとか、幅が決まっちゃってるから、欲しい隙間に必ずしもフィットしなくて、ちょっと不満が残ったりするもので。
うまくできれば、だけど。。。
で、これを設計っていうかイメージした私の絵力がこれ。
下手くそなりに書き出してみたら、DIY初心者の私は、どういう風に繋げていくのか、強度はどうなのか、とか、ちょっとは具体的なことが見えてきて、そして、、、完全に迷子になりました。
いや、考えれば考えるほど難しいんだよなぁ。
で、手書きでは迷子になってしまったので、スケッチアップっていう無料のCADツールを使ってみたところ、なんとかこんな形に。
お~、ちょっと本格的になってきたぞ。
スケッチアップって、家の間取りとかパースなんかを作れるツールなんだけど、家具の作図もできるんです。
寸法とかよりリアルなものが見えてきて、なんとなくいけそうな気がする~ってなってきた!
あれ、でも、、、
ここ、だめじゃない?ここはどうすればいいんだ?スケッチアップも使いこなせないと、寸法もうまく出せないんだよね。
なんていう具合にあれこれ格闘しながらも、なんとか材料の寸法を出すことができたんです。手書きではこんな寸法到底はじき出せなかったな、私。
スケッチアップは最初全然わかんなかったけど、なんとかあれこれ調べて簡単な作図ならできるようになったので、それはまた別の機会にご紹介します。
有料のプランもあるけど、無料でも使えるから、ひとまず触ってみるのも楽しいかも。
スケッチアップを無料で試したいなら、スケッチアップのトップページから「製品」⇒「個人用途」の「SketchUp Free」から「モデリングを開始」でメルアドなど登録して使うことができます。
DIYで隙間収納 ~箱物の組み立て~
箱物と言っても、側面も両サイドがアンバランスだし、これどうやって組み立てるのか、というのが一番難しかった。問題なのは、サイドの短い盤面をどうくっつけるか。
とにかく経験値が少なくて、どういう風に木材を組み合わせてどっちの方向からねじ止めするかとか、そういう細部のイメージが沸かないわけですよ。いや、実際にやってみると想像以上に難しいんだなぁ。
まぁ、とにかくやってみること、これに尽きます。
失敗して学ぶという方法もある!
ひとまず、隙間に入れて、前に引き出すようにして使うのだから、底の板の上に箱を組んでいくのがいいと判断して、底板の底の方から、前面の板をネジ止め。
前から引き出すから、前面の板を前側から底板の側面にビス止めしちゃうと強度が弱くなるもんね。
背面は見えないし、強度もそれほど必要ないし、だからどっちでもいい。
考えてもよくわからないから、ひとまずやってみる!
材料を揃える
で、まずは材料を準備。
両サイド、底面、手前の板は桐集成材。
背面は安いMDF板を使用して、棚部分には家にあった合板を使用。
桐集成材は1820×450×13mmで、これをジグソーで寸法通りにカットしました。
いやぁ、今回自宅のリビングでカットしたんだけど、切り屑とか大変だったww。部屋中に木の粉が飛ぶから、やっぱり外がいいな。もしくは集塵機を買うか。
これがサイドの一番大きな材料で、
あとはこれらのパーツを使います。
最初は洗面所の棚と同じブラウン系にしようと思っていたけど、洗濯機もサイドの壁も白いから、野路板を塗った白いペンキに急遽変更。
塗装が乾いたら、表面にサンダーをかけたのですが、塗装したところは撮り忘れちゃった。
素材選びの失敗
今回の隙間収納を作るにあたって、大きな失敗があって。それは、家にあった合板を使ったこと。厚みが薄くて、サイドからネジ止めするのには適してなかった~。
合板って、サイドからのネジ止めに弱くて、板が膨らんで裂けちゃったりするんだよね。
組み立てで一番の問題だった、サイドの短い盤面を付けるには、この棚板のサイドにネジ止めする必要があって、ここで強度を出さないといけないというのに。。。
材料の厚みなんかも重要なんだなぁ。どの方向でどう留めるか、それも考えて材料選びしないといけません。
いざ組み合わせるとなったけど、我が家には角を留めるためのクランプがない!道具って大切だよね。箱物を組むなら、コーナークランプとか直角クランプっていうのがいいのだそうですよ。
ひとまずひとりでなんとか角をくっつけて無理やりネジ止めしたんだけど、合わせてみると寸法がずれたり、うまく合わなかったりで、塗装も済んでるのにカットしたり、いや、設計の大事さ、パーツの寸法の難しさ、なんかがすごく身に沁みた~。
やっぱり習うより慣れろってやつで、やってみるといろいろ実体験としてわかって、次にどうしたらいいか、っていうのも見えてくるもんですね。
やりながら本当に必要なものを買っていた方が無駄もないし、必要なものがなくてチャレンジすることだって体験になっちゃうんだからすごい。
まぁ、とにかく悪戦苦闘した組み立ても写真撮る余裕がなかったww
で、仕上がりはこのようになりました。まぁ、ひどいけど、なんとか形にはなったって感じ。
前面のネジ止めは、ビスで埋める予定だったのに、ダボ穴がうまく開けられず、断念。う~ん、かっこ悪い。
さらに最初ブラウン系で塗装しようと思ってたから、ネジも黒いの買ってて、それが目立つから白いペンキで塗ったりして、もういろいろ残念な仕上がりになっちゃった。
ぽっかり空いた中段の空間には、あとで引き出しを作れたらいいなぁ、と思ってるけど、ここまでのできの悪さでかなり心が折れてるので、あとでね。
でも、ひとまず隙間にはジャストフィットだし、床に置いてた洗剤たちも収納できて満足。
寸法は、壁に合うように作ったつもりだったのに、洗濯機のホースの関係でちょっと手前で止まる感じ。だけど、これで結果オーライ。
今回DIYの初チャレンジで隙間収納を作ってみたけど、設計、作図の難しさ、組み立てる手順や方向とか、いろいろな方法があるんだなっていうこともわかった。
材料をケチると、それなりのものが出来上がるということもよくわかった!
失敗も残念ポイントも多い初作品になっちゃったけど、ゼロからのものづくりの難しさがよくわかったし、なによりゼロから何かを作れたっていうのが大きな収穫。
今後、ちゃんと精度をあげていくためにどうしたらいいか、いい課題ができましたとさ。
次作る時は、絶対これより上手くなってるはず♪
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