リビングのDIYで野地板を使うことにしました。
悩んでいたリビングの壁ですね。きれいな羽目板とかいった選択肢もあったんだけど、野地板で風合いを出すのが楽しそうに思えてきて、全体は白系のクロス×アクセントで木材を貼ることにしました。
野地板を選んだ理由としては、
- 安い
- 素材感が好き
- DIYの醍醐味
といったところで惹かれたから。せっかくDIYでやるからには、やっぱり自分の好みのものを選ぶのが一番。
野地板は、幅にもよるけど5枚~10枚が束になってて、1820mmが1,000円ほどで購入できるから、初挑戦でも挑みやすいのが何より心強いし。
ただ、野地板というのは、本当にただ切っただけの木材で、まぁお肌は荒れ放題だし、ささくれもあるし、木くずとかすごいし、湿気もすごいし、反りやすいし、カビてることもあったりで、なかなかのやんちゃな材料なのです。
その分、挑み甲斐があるというか、チャレンジが好きな私にぴったりなんだな、きっと。そして、小綺麗なものより、ちょっと無骨な荒々しい感じのほうが好みだし、落ち着くし。
野地板の仕込み手順
さてさて、野地板を購入、そこから我が家の壁の一部になるまで、ちょっと先が長そうです。
というのも、手順としては、
- 木材の乾燥
- 木材の切断と研磨
- 塗装
- 風合いを出すための研磨
- 柱を立てる
- 壁に貼る
といった流れになるかな。しかも、壁を貼る前に全体の白い壁紙を貼ってしまわないといけません。まぁ、コツコツとマイペースでやっていきます。
では、その流れをゆっくり更新しながら綴っていきたいと思います。
野地板購入はブルーシートをお供に
車に木のクズがたくさん落ちると聞いていたので、養生用のブルーシートを敷いてから載せました。
たしかに、表面に木くずがついてるし、ささくれてるし、なかなか大変そう。水分も含んじゃってて結構重い。
ちなみに、我が家の軽自動車、AZワゴンですけどね、シート倒せば、2,400mmまでは乗せることができます。
今回購入したのは1,820mm×150mm×12mmの野地板。5枚で998円(税別)でした。
野地板の乾燥 ~反らないようにするコツ~
ホームセンターの店員さんに聞いたら、木は湿気っているのが乾くときに一番反るのだそうで。
立て掛けて干すイメージを持ってたから、聞いてよかった。
できれば束のまましばらく放置したほうがいいんだって。ただ、そうすると内側がなかなか乾かないから、ほんとは何かを均等に挟んで、上に重しをして乾かすのが理想的とのこと。
ひとまず、自宅の隅っこにすのこを敷いて束のまんま置いて、ちょっと重しも乗せて、1週間ほど放置してみました。
天気がいまひとつで、中の方の湿気でカビが心配になって紐をほどいてみた。
たしかに中の方の湿気がなかなかしぶとい。最近天気もいまいちだったしなぁ。1枚だけ、片面にカビ生えてた~↓写真の上の方のがカビてる。
まだこのまましてたら、他のもカビたかも。ほどいて良かった。
乾燥するときに反るはほんと
さて、束をほどいてバラバラにしたら、乾くほどにほんと少しずつ反りが出てきた。
これ、長さがあるからまだいいけど、使うときは半分にカットしないとね。で、半分にカットしちゃったら、さらに反りやすくなるよね。
ってことで、バラしてもう少し乾かすことにした。そしたらやっぱり反ってきた。
ほどよく乾いてきたから、そろそろカットして研磨しますかね。
野地板にはどのサンダー?
ホームセンターのスタッフに、野地板を研磨して使いたいと相談したところ、それならランダムサンダーがいいとアドバイスもらいました。
最初、オービタルサンダーっていうのを買おうと思ってたんですよね。聞いて良かった。
ランダムサンダーっていうのは、サンダー部分が丸くなってて、クルクル回りながら研磨してくれるやつ。クルクル回るから、パワフルに研磨できるけど、そのグルグル研磨したあとが残りやすいんだって。
で、仕上げの研磨はグルグルしない仕上げ用のサンダーで研磨するといいのだそうです。う~ん、動くほどに学ぶことがあるなぁ。
ということで、電動工具の第三段として、電動ランダムサンダーを入手しちゃいました。
野地板VSサンダーだし、板の枚数もあるし、ここはバッテリー式じゃなくてコード式のものをチョイス。
今回はバッテリー関係ないから吸塵機能つきでお手入れもしやすそうなBOSHにしました。これは、なかなか評判が良いみたい。
野地板のカット⇒研磨
さて、サンダーも入手したことだし、長らく乾燥待ちだった野地板もいよいよ加工段階に進みます。
まずは、半分にカット。カットは、丸ノコ持ってないのでジグソーでガイド定規当てながら。
丸ノコなら早いんでしょうけどね、ちょっとまだ初心者過ぎて怖いので、比較的扱いやすいジグソーを使用。
ジグソーは、マキタのバッテリーで使えるタイプのこちらを使ってます。
ちなみに、外で作業するときに電源ないならポータブル電源1つ持ってると、キャンプとか災害時にも役立ちますね。
Jackeryのポータブル電源
ジグソーさんで半分にカットしました。
この荒くれ具合。野地板さんは、たしかになかなか手応えのある材料で、持ったら何かしら手に刺さりそう。
ここで、新しく導入した「ランダムサンダー」の登場です。
木の粉が舞うのでマスクとゴーグルは必須。
私が購入したBOSHのランダムサンダーはケース付きで、最初に80番のシートが1枚同梱されてました。荒くれ者の野地板さんにはこの80番くらいでちょうどいいのかな。
やすりは数字が小さいほど粗くて、数字が大きくなるほど細やかに美しく仕上げてくれます。
これまでは、手動でやすっていて、電動サンダーを使うのは初めてなんだけど、まぁ威力がスゴイ。これは楽だわ~。野地板はほんとあらくれてるから、かんなでもかけないとキツイんじゃないかと思ったけど、面取りも全然楽勝、気をつけないと角とか削りすぎるくらい。
どうでしょう、上が80番でやすったので、下が買ってきたままの状態。
サンダーかけるとかな~りきれいにはなる。ただやっぱり野地板の荒々しさはなかなか簡単には拭いきれないかなぁ。でも今回は古材風がいいので、むしろきれいじゃなくていいの。
カットして、サンダーかけて、野地板90センチのを20枚、トータルで2時間半ほど。私もやすりもかなり消耗したぞ。
ざっくりやすりがけ、そこそこ表面がサラリとしたくらい。帯鋸の跡、横にシマシマ感が全然残ってるけど。
このあと塗装して、そのあとにまたサンダーかけるからそれでどうなっていくのか、だな。
野地板の塗装
今回は、白いペンキで古材風n仕上げるイメージだったので、白い水性ペンキを買ってきました。
水性ペンキをシャバシャバに水で薄めて木目が見える程度に塗っていきます。洗面所のリフォームでは、塗装にVINTAGE WAXを使ったけど、たくさんの材料を塗る時は、ペンキが楽かな、と思って水性ペンキを選んでみた。
水性ペンキだと、手も石鹸で洗えば落ちるし、うすめ液とかいらないし、取り扱いが楽ですね~。
ちなみに今回使ったのは「ニッペ STYLE DIYペンキ スノウホワイト」で、これ、屋内外兼用の水性ペンキで、乾燥すると、耐水性・耐久性のある強い塗膜になるのだそうです。臭いもなくて、マットな質感もいい感じ。私は4~5倍に薄めたり、2~3倍に薄めたりで、野地板1,820×150×12を10枚分で半分ちょっと使ったかな。
白く塗ったら、最初の荒々しい野地板から大変身。これはなかなか予想通りな感じになりそうでワクワクしてきた。
全部が同じじゃつまらないから、薄めのと、濃いめのとちょっとランダムにしてみた。
白ペンキを塗装して、乾いたら240番でサンダーかけたら木目がキレイに浮き出てきて美しい♪
この状態から
ここまで2~3時間の作業で2日間、もう愛着湧きすぎるなぁ。
ここまで20枚の板を作ったんだけど、寸法的には、32枚必要なので、あともうひとサイクル。
第2段では、白ばっかでもつまんないかなって思いつき、下地にブラウンを塗ってみた。
その上に白ペンキをこれまたランダムに塗って、
で、サンダーで仕上げてみた。
そして、これはリビングリフォームでテレビの壁掛けをするのに活用しました。がんばってよかった。。。その様子はこちら
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