洗面所DIYで洗面化粧台を新しいものに交換するのに合わせて、床も張り替えることにしました。
今回の床の張替えは前回のトイレから2回目です。
ただ、トイレの場合は最初に型をとって、それを貼るっていう作業だったから、かなり違うかも。
洗面所の床ってお風呂の入り口でもあり、湿気も多くカビやすい場所でもあります。床に貼ってあるクッションフロアを剥がしたらどうなるか。カビの処理ってどうするのか。ちょっと悩ましいところですよね。
実際に洗面所の床の貼り替えをするにあたって、不安点や問題点など、事前にいろいろリサーチし、前準備もしながら貼り替え、ここにもたくさんの失敗や学びがありました。
できるなら、この記事読んでもう一度、床の貼り替えをやり直したいところです。。。
今回は、洗面化粧台を取り外し、洗面所を空っぽにしての貼り替えです。洗面化粧台の交換についてはこちらの記事でご紹介しています。
手順としては、洗面化粧台を取り外す前からできる範囲で床を剥がして、カビ対策やパテ埋めをしておきました。洗面台を取り外した日に全部の床を剥がし、残りの処理をして新しいクッションフロアを貼りました。
これから洗面所床の張替えをする初心者の方の参考にもなるように、実際に剥がしてみてどうだったのか、難しいところ、失敗した場所なども合わせてご紹介していきます。では、前準備も含め、洗面所の床の貼り替えについてご紹介します。
風呂出入り口部分の床板の傷み
さて、こちらは床貼り替え前の事前準備の風景です。
お風呂の出入り口というのは、どうしても水がかかりやすくて、20年の間に床のクッションフロアの端っこが少しめくれ上がっていました。床の土台の板が軽く露出しているような形で、上にものを置いてカバーしていたけど、カビなのか、劣化なのか、黒くなってました。
いや、汚い、、、。汚いから小さくしときましたm(_ _)m
それでもしかしたら、土台の板から交換する必要があるかも、と不安でした。土台から交換となれば、さすがに私には無理かなって^^;
その黒くなった部分、これまであまり触れたことがなかったのですが、思い切ってスクレーパーで表面のホコリなどを取り除いてみました。
上に積もった汚れを取り除いてみたら、思ったより土台は傷んでなくて、汚れとカビが原因かな、という感じでした。ヨカッタ。
土台の板の表面が一部ホロっと崩れやすくなっている状態だったので、きれいにして、カビを除去して、パテ埋めで対応することにしました。
カビ取りについていろいろ調べたのですが、こういう水が染み込むような木材のカビ除去は◯ビキラーとかはダメらしい。そこで、木材とかにも使えるカビ除去スプレーというのを購入しました。
これは、木材とか布団、畳にも使えます。
スプレー後は30分置いて、水で流せるところは流す、水拭きできるなら水拭き、それも無理なら自然乾燥、とのことです。今回はスプレーしてそのまま放置、自然乾燥の工程を2回しました。
このカビ取り剤、カビが消えて、天日干しで乾燥させれば、人畜無害で、しかも細菌類・ダニ・ノミにも効果あり、とのことです。今回の洗面所の床以外にも幅広く使えそうです。
裏面の説明書きも載せときますね。
このカビ除去スプレーのおかげで、あの黒ずんで汚かった土台がこんなにスッキリとしました。すごい!
あとは表面が湿気で傷んでいるので、乾かしてからパテで補修します。
パテを1回塗って乾かして、もう1回塗りました。
土台がしっかりすれば、あとは貼るだけなので、大丈夫でしょう。
ただ、あんまり重ねて厚みが出ると、床を貼った時段差ができちゃうので注意です。というのも私、左側、ちょっと重ね塗りしすぎて厚くなっちゃいました。幸い結果的には思ったような段差にはならなかったけど。
こんな感じで事前準備をすすめ、洗面化粧台の交換の日に挑みました。
洗面台と巾木で配置が変わる?これ大事!
床の貼り替えの前にちょっと巾木の大事なお話を。
トイレで痛い目にあった巾木問題。洗面所も同じタイプのものが付いてました。
これ、剥がすとなったら大変なのでできればそのままいきたいという気持ちもあるけど、クッションフロアの端っこを隠してくれるという役目もあるわけなので、ここがちょっと悩みどころです。
が、今回の洗面所リフォームは、旦那も参加なので、この力仕事はおまかせ!
旦那がパワフルにやってくれるってありがたい~♪マジで助かった~!
で、今回は木製の巾木でなく、ビニールタイプ?のソフト巾木に交換することにしました。なんだか水回りの場合は、巾木も木製じゃないほうがいいらしい。木材は水に弱いもんね。
それに、ソフト巾木は文字通り柔らかいから、コーナーもわざわざ切らなくていいのかな。貼ってみないとわからないけど、新しいチャレンジでどうなるか、ちょっと楽しみ!ただし、専用の接着剤が必要です。
そして、ここが大事なポイントなのですが。
今回は洗面台を自分で設置するので、その場合は、床と壁紙貼って、巾木を貼る前に洗面台を設置してから、見える範囲で巾木を貼るようにすると良いとのこと。これ、ホームセンターで教えてもらいました。
普通は床を貼って、巾木を貼ることが多いのでしょうけど、洗面台を設置する部分に巾木を貼ってしまうと、その巾木の厚みの分、洗面台の設置位置がずれて隙間が空いてしまうんですね。だから、巾木を貼らずに設置すれば、ぴったりいくわけですよ。これはいいこと聞いた♪
今回貼るソフト巾木は、上下に丸みがあって、薄いなりにもやっぱり平面から少し厚みが出ます。この洗面所の設置部分には巾木を貼らない!という対策は有効ですね。
これらを踏まえて、床のクッションフロアの貼り替えを行っていきます。
洗面所 床の貼り替えを自分でやってみた
さて、前準備など諸々しっかりすませ、洗面台交換の当日を迎えました。四苦八苦しながら洗面台を取り外したあとの床の状態です。
やっと洗面所が空っぽになりました。いや、事前準備含め、ここまで長かった。
う~ん。やっぱりカビがすごい。特に、洗濯機と洗面台の間あたりのカビがひどかったです。
早速カビ取りスプレーを吹きかけ、残った接着剤の部分はスクレーパーで落としていきます。
カビスプレーした部分がまだ乾いてないけどかなりよくなったかな。
まだまだ接着剤が残っているように見えるけれども、凸凹はなくなりました。カビも消えたので、養生テープを貼り、その上にクッションフロア用の両面テープを貼っていきます。
今回貼るのはこのクッションフロアです。ヴィンテージ感のある木目調にしました。トイレのは白すぎてゴミが目立って気になるから、洗面所はちょっと濃い目の色で。
床下点検口のフタを外し、床側の枠も外しました。点検口左済みに、水漏れ個所発見。。。あとで水道屋サンに来てもらわなきゃ。まさか床をぶち壊すなんてことにならなきゃいいけど。
(後日水道屋さんに見てもらったら、地面から湿気が上がってきてるだけのようです、とのことで、水漏れではありませんでした♪)
さて、この状態でクッションフロアを広げてみて~
半分めくって、上の写真の奥、左側の隅から合わせていくことにしました。入り口からみて左隅は洗面台を置く場所で、給排水のパイプが床から出てます。この部分の穴を開ける必要があるので、先にしました。
起点となる部分にクッションフロアを合わせながら、慎重に位置を合わせて排水パイプ部分をカットしました。
同じ要領で給水管の部分もカットしていきます。
そして、3つの配管が顔を出しました。ここまではいい感じ!
起点の角を合わせたとき、向かい側の隅はこんなふうにかなり幅が余ってます。
お風呂の入り口付近は↓こんな感じ。こういうコーナーでトイレの壁紙は失敗したから、ここは超慎重に!クッションフロアの失敗は痛いからね。でもこういうとこほんとに難しいです。もっと予習しとけば良かったと後悔しました。
そして、洗面所の入り口付近。柱部分は巾木とかで隠せないところだから、失敗は許されません!と思うほどにプレッシャーが。
さて、配置が決まったら、両面テープで貼っていきます。
まずは奥半分をめくって、両面テープの剥離紙を剥がし、クッションフロアを慎重にかぶせていきます。半分貼れたら、もう半分側も同じように固定していきます。
両面テープで固定、全体をしっかりと貼り付けたら、まず最初にかなり余っていた左端をカットしました。
そして、この左端から手前にくると、出入り口の柱の部分。もう切り口がジグザグで、失敗の予感。。。も~、コーナー難しい!しかもあとで気づいたけど、こういう柱みたいのって、クッションフロアを挟み込めるくらいにちょっと浮いてたんです。先に気づいてたら、ギリギリでカットしないで、入れ込むことができたのにな~。
ほんと、隅っことかこういうカクカクしたとこって難しいから、先にしっかり土台を見て、慎重にやるしかありません。この失敗もいい経験です(泣)
お風呂の入り口付近はさっきのカクカクのとこより少しうまくできそう!
ちなみにこのお風呂の入り口部分は、両面テープでは不安なので、接着剤でしっかりと貼り、境目にパテ埋めもしました。
最終的にはこんな感じ。画面上の真ん中あたり、丸く切り抜いたところは洗濯機の排水口です。(↓一応フタしてる。)
画像だとよくわからないけど、一番失敗したのはこの画像の左手前の入り口のカクカク部分です。あとで茶色いパテ買ってきて埋めます。
少々の失敗があっても、カバー方法を知っていれば、まぁなんとかなります!
巾木を貼る
床の貼り替えが終わったら、巾木を貼る前に洗面化粧台を設置しました。
洗面台設置の様子はこちら
巾木を貼ると、その厚みの分、洗面台と壁に隙間が空いてしまうということで、洗面台は巾木を貼る前にできるだけ壁にフィットさせて設置しました。
洗面台が設置できたら、洗面台の背面から巾木を貼っていきます。
洗面所にはソフト巾木を使用しました。木製のだとカットが必要だけど、ソフト巾木だとこんな風に折り曲げながら角やカーブにもはることができます。
ひとまず角を合わせて長さをしっかり確認します。短くならないように、ここも慎重に。ソフト巾木をカットしたら、接着剤で付けていきます。
これじゃ全然足りなくて、もっと塗りました。
巾木用の接着剤というのがあります。ただ、近くのホームセンターには大きなサイズの1,500円くらいするものしか置いませんでした。ほんの数メートルの巾木を塗るためだけに巾木より高い接着剤を買うのはどうかと思い、別の小さいくて代用できるものを見つけてもらいました。
あと、こういったとき接着剤を塗るのにはクシベラというのを使うようなのですが、それも買うのがもったいなかったので、硬めのプラスチックをギザギザにカットして代用しました。
下敷きが良かったけど無いので、クリアファイルの表紙の硬めの素材を採用しました。いいのいいの、ここが無くても使えるから!
で、ぶきっちょにハサミでカットしました(笑)
見た目はひどいけど、ちゃんとクシベラ的な役割を果たしてくれました。
そして、巾木を貼り付け、はみ出した接着剤を拭ってきれいにします。この代用した接着剤は1日かけてゆっくり乾くタイプとのことで、重たい角材をビシッと置いて時間を置きました。
できた!
ただ、巾木専用の接着剤を使う場合は、接着剤を塗ったら少し乾かし、それから貼り付けるので、角材を置いたりという必要はありません。
DIYをやると、接着剤もあらゆる種類があるということがわかってきますね。世の中、木工用ボンドと瞬間接着剤くらいあればいいと思ってましたが大きな間違いでした。
床下点検口のフタ部分の貼り替え方法
薄汚れたフタのクロスが目立ちますね~。
さて、この床下点検口のフタ部分の貼り替えってどうやるのか、これも事前に調べていました。
フタの外枠がハズせればめちゃくちゃ簡単だと思ってたのに、フタの枠のネジは取れても、固まってしまっているのか、枠が外れず。無理にこじ開けて枠を壊しても嫌なので、枠をそのままでクッションフロアを貼り変える選択肢があるか調べました。
で、調べたら、クッションフロアを貼る時に、床下点検口の開口部分をくり抜き、そのままフタに貼り付けるという方法もあることがわかりました。
それなら柄合わせもピッタリいくはず!と思ってました。
この場合は、床下点検口からフタを外し、床の点検口の外枠の金属金具を外してクッションフロアを貼り付けます。その後に開口部をカッターで切り抜きます。
で、実際にカットしている画像がこちら。点検口の開口部にぴったりと合わせてカッターを入れます。
そして、しっかりと四角の板に沿って切り抜き、その切り抜き部分をフタにそのまま使います。
フタは当日でなく後回しでもいいのですが、洗濯機裏の巾木が乾くまでの待ち時間でフタにも着手してしまいました。でもこの頃にはかなり疲れ切っていたので、後回しにするべきだったなぁ。
これがフタのBefore
そしてこちらがAfter
ちょっと、柄合わせもピッタリですごくないですか?大成功!と言いたいところだけど、いや、失敗だらけです。
よ~く見るとフタの外枠との境目にチラチラと白いのが見えますよね。これ、クッションフロアを切りすぎました。。。
クッションフロアって、表面に柄が付いてて、裏とかカットした断面は白いんですよね。だから、カッターの刃が斜めに入ってしまうと、白が露出しちゃうから、思いっきりボロが出ます。
いや、これすんごい難しかったんですよ~。先に柄合わせして、両面テープで貼り付けてから余分なところをカットしていったんですけどね。外枠のちょい外側で切っていくというのがまぁ難しくて。
できるなら外枠外して貼りたかったです。しかも、疲れてるのにやってしまったのが失敗でした。この床下点検口のあたりって、すごい砂ホコリ的なものが溜まりやすいんですよね。これもあとでパテ埋めします。
さいごに
さて、今回は洗面所DIYの床の貼り替え部分についてご紹介しました。
トイレのように手が届きにくい部分や大きな障害物がない分、かなり楽に貼れましたが、角のカットが難しかったです。
これは、何度もやって慣れるのが一番ですが、あとはもう当分やる機会はなさそうです。
洗面所完成のビフォーアフターとかかった費用などはこちらでご覧下さい。
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