使わない、開けない窓を隠したいとき、どうやればいいのか迷いますよね。
私も窓を隠す方法、かなり迷いましたが、DIYでスッキリ隠すことができたので、今回はその方法、DIYでやってみた結果どうなったのか、などについてご紹介します。
使わない窓を隠すには
今回隠すことにした窓はこちら。このPCデスクの背面にある腰高の窓です。幅180cm×高さ130cmほどのサイズ。
ここ、隣のお宅の窓に近いこともあって、カーテンもほぼ開けたことなければ、窓もず~っと閉めっぱなし。でも、カーテンかかってるし、存在感だけはあるんだよなぁ。
カーテンはホコリたまるし、開け締めがないとそのホコリも尋常じゃなく、たまに触ると大変なことに。そして、今回電動昇降式のデスクにしたことで、デスクを上げるときカーテンの裾部分に触る格好に。う~邪魔。こりゃもうカーテン無くすしかない!ということで、板で塞いじゃうことにして、こうなりました。
まだ何も飾ってなくて殺風景だけど、有効ボードを活かしていろいろ飾っていく予定です♪
では、ここからこの壁を隠すDIYの様子をご紹介します。
窓を隠す方法~手作りアジャスターでリーズナブルに~
まずはですね、有効ボードを壁にダイレクトに付けるのはさすがに気が引けたので、アジャスターで柱を立てることにして。
洗面所の棚作りをしたときは、ラブリコのアジャスターを使ったんだけど、あれってひとつ1,500円以上とお値段が強気だから、いくつも柱を立てたいとなると結構な出費になっちゃう。
洗面所の棚は奮発してラブリコで設置しちゃった。
んで、「手作りアジャスター」というのにチャレンジしてみることにしたんだけど、これが良かった♪
今回参考に手作りアジャスターの使い方はこちらの動画を見て初めて知って、がっつり参考にさせて頂きました。
これ、とってもわかりやすくてこの通りにやったらちゃんとできました。見たとおりにできるって嬉しい。強度もしっかりしてて必要十分。
手作りアジャスターはこれだけお得
ラブリコのアジャスター、ホームセンターで買ったら1個1,628円だった。高いけど必要経費だなぁって思ったときは、手作りアジャスターなんていう存在を知らなかったもの。あ~、もったいない。
で、今回の手作りアジャスターの費用はというと
必要な材料が、
- M8六角ボルト全ねじ(長さ70mm)×1本
- M8ワッシャー×2個
- M8ナット×2個
の3つだけ。
- ボルト 1本41円
- ワッシャー 1つ7円×2個
- ナット 1つ11円×2個
これで1個あたり77円。コスパ良すぎ。っていうか、ラブリコとか高すぎる。
この3つの材料は、どれもホームセンターでバラ売りしてくれるから、必要な分だけ買えばいいし、手に入りやすい材料というのも嬉しいポイント。
手作りアジャスターの加工方法
ラブリコは買ったら柱に取り付けるだけで設置できるけど、手作りアジャスターは穴を開ける作業が手間と言えば手間。
まず柱は立てたい高さから5センチ引いた長さにカット。
柱の片側の中心にボルトを差し込むための穴を直径9mmのドリルで深さ5cmで開ける。
この穴が曲がってしまうと、ボルトも曲がって強度に問題が出るので、まっすぐ穴を開けるのが大事です。
動画にもある通り、5cmのところにマスキングテープ貼っておくと間違いなく穴あけできます。これ考えた人頭いいな。
アジャスター部分はカットした端材を長さ2.5cmで準備。
これには、15mmの座ぐりドリルで1cmほど(ボルトの頭が隠れるくらい)の深さで穴を開ける。この座ぐりドリル、ホームセンターで627円だったけど、これを買ってもラブリコより安い。
さらにその中央に直径9mmのドリルで穴を貫通させて
で、アジャスターの貫通した穴にボルトを通してワッシャーを入れてナットで固定。
さらにナットとワッシャーをセットすればアジャスターの完成~。
大変そうだけど、工具さえあれば超カンタン。
ただし、まっすぐカットして、まっすぐ穴を開ける、これが重要です。
実はアジャスターカットが曲がってたり、柱の方の深さ5センチの穴が曲がってたりで、失敗もしました。ほんとしっかりと突っ張り強度を出すには、材料の精度が大事です。
あとは、設置したいところで柱側のナットを締めているだけ。あんまり締めすぎると柱が反るからほどよい力加減で。緩いと倒れて危険だしね。今回2×4材を柱にしたんだけど、235cmの長さで、あんまり強く締めすぎると反ることに気付いたわけでございます。
柱の溝掘りに初チャレンジ
柱を立てて板を貼るだけで簡単!って思ってたら、思わぬところに落とし穴が。それがこれ。
この窓枠の出っ張り部分がね、とっても邪魔。窓枠の縦のラインと壁にピッタリ付けて立てたいわけですよ。でもこの出っ張りを避けると、横幅が9センチも大きくなっちゃう。んで、有孔ボードの幅が足りなくなる。それは困るわ。
これを回避する方法として、
- 柱を出っ張りの分、手前に立てる
- はみ出している部分の柱側を削る
というふたつの選択肢があったんだけど、手前に出すとちょっとだけど部屋が狭くなる。なら削ろう、ということになり、柱に溝を掘ることにした。
溝を掘るって言っても、ノミもトリマーも持ってない。どっちも欲しいけど、まだトリマー買うレベルじゃないかなぁと思ってノミを買ってきちゃった。また道具増えちゃったな。
でも前からこれ、やってみたかったんだよね。
さて、印を付けて、のこぎりでできるくらいカットして、初ノミ体験。
うわ~楽しいな、これ。
ノミだけじゃなくて、のこぎりやら彫刻刀やらを総動員して、なんとか溝が完成。いや、手が痛い。でも達成感。
下手くそだから溝が汚いけどね。ここは隠れるからきれいじゃなくても大丈夫なの。
ほらほら、こんな風に、、、ってあら溝がちょっと深かった。でもこれで柱がピタッと収まって気持ちいい。
窓を隠すとこうなった
ひとまず柱を立てて、とりあえずどうなるか有孔ボードと付けてみたら、こうなりました。ふむふむこんな感じね。う~ん、カッコ悪いなぁ。
カーテンがなくなって、超スッキリしたけど、これじゃね~。足りないところは板をはるつもりなんだけど、これをどう貼っていくか。
ひとまずこの状態で座ってPC作業してみたら、なんか画面を見てるのに、背景の有効ボードの穴から差し込む光で目がチラチラすることを発見!これは体験してみないとわからないわ。
ということで、有孔ボードはできるだけ上に取り付けて、下には板を貼ることに決定。
とりあえず、有孔ボードにしたことで、何かぶら下げたり棚を設置したりもできるのはいいな。
1820×910の有孔ボードをそのまんま貼ってるから、ババーンと大きめのアートパネルなんか貼ることもできちゃうんだよなぁ、これが。
わかってたことだけど、裏にベニヤとか何も貼ってないから、ボードの穴から光が漏れる。でも、裏にベニヤとか貼っちゃうと、なんかこう暗くなるような気がしてね。
この部屋は寝室でもあるんだけど、実際のところ穴が空いてても全く問題なくてよかった。若干通気性があったほうが良さそうだし。
ただ、ここは東北、防寒性という点では大問題。やっぱりカーテン外すと冷気がまんま入ってくるよ。裏側にはプチプチをしっかり仕込まないとね。
有孔ボードと板を組み合わせて完成
取り付けた有孔ボードを外して上にずらして、目線の辺りには前に野路板を加工していたのを取り付けることに。もともと多めに作っててちょうどよかった。
手前にはデスクを置くからね、板はここまで。
野路板は、ボンドと板(トイレで余った巾木)で繋いで、一枚の板状にしたんだけど、90cm幅の板を6枚繋げたから真ん中が落ちてくる感じ。ということで、中央部分にも補強が必要で、真ん中あたり、裏から端材を当てて有孔ボードとビスで留めております。
窓とボードの間には、家にロールであるプチプチを内蔵させてるから、寒さ&結露対策もOK。
ここからあとは、有孔ボードに飾りとか付けて楽しんでいく予定。
野路板の加工の様子はこちら
今回の塗装
今回は窓を隠すということで面積が大きくて、あまり濃い色にしちゃうと圧迫感があるから、柱も有効ボードも素材の色を活かすことにして、亜麻仁オイルを塗っただけにしてみた。すぐに設置したいから、臭いが強いのは避けたかったし、普通の食用の亜麻仁オイルで刺激なく、安心。
オイルを塗って、拭き上げして、翌日もう一回拭いて設置したけど、少しオイリー感が残るかな。
正方形のだけ無塗装のまま。あとはオイル塗ってるから、木目がきれいに出てるのです。
でも臭いもしないし、ナチュラルな質感をキープできて、さらに家にあった期限切れ間近の亜麻仁オイルだから特にコストもかからず、なかなかいい。
最初はミツロウを使おうかと思ったんだけど、高いし近くで手に入らなくてね。手近にあった亜麻仁を使ってみたのです。
オイルなら何でもいいかというと、そうでもなくて、
- 亜麻仁
- クルミ
- エゴマ
なんかが使えるのだそうです。
ただ、定期的に塗ってあげないと、乾燥しちゃうみたい。これはワトコオイルなんかも同じ。
デスクの天板をワトコオイルで塗った翌々日でも、部屋ですごい臭いを放ってたからなぁ。あれを思うと、やっぱり安全なのに越したことはないなと思う。
こうして、作業するデスク周りがスッキリすると、作業効率もアップしてとってもいい感じ。
昇降式デスクをスタンディング用の高さにすると、この有孔ボードの壁に干渉するから、柱に溝を彫って、壁にぴったりにしたのは正解でした。
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